教科書の話

2015教科書の話

 

 

教科書は正式には「教科用図書」といい、小学校、中学校、高等学校などで教科を教えるために使われます。

日本では、文部科学省(文科省)の検定に合格した教科書を使わなければならないことにされています。教科書を発行する出版社(教科書会社)が通称「白表紙」と呼ばれる「検定申請図書」を文科省に申請します。それが文科省の定めた検定基準に合っているかどうかを判断することを「検定」といいます。

一方、次年度に学校でどの教科書を使うかを決めることを「採択」といいます。義務教育の場合は広域採択といって、市や郡などを単位に教科書を選んでいます。高校の場合は学校単位で選ぶことになっています。

検定や採択は、政治の介入によってしばしば歪められてきました。検定にはそもそも憲法違反の「検閲」にあたるのではないか、という問題もあります。教育、そして教科書が、子どもたち一人ひとりの人格の完成に資するために、出版労連は教職員の労働組合や市民団体とも協力しています。

教科書には、国が決める価格が低すぎ、仕入れにかかった消費税も価格転嫁できないという問題点もあります。出版労連はその改善を求めています。教科書会社の団体である教科書協会も定価引き上げを求めています(『教科書発行の現状と課題2014』)。

 

●『教科書レポート』2016(No59)が発行されました。

http://syuppan.net/?p=627

 

●教科書制度改善の提言(案)を発表しました。ご意見を募集しています。

http://syuppan.net/?p=675