教科書の話

2015教科書の話

 

 

教科書は正式には「教科用図書」といい、小学校、中学校、高等学校などで教科を教えるために使われます。

日本では、文部科学省(文科省)の検定に合格した教科書を使わなければならないことにされています。教科書を発行する出版社(教科書会社)が通称「白表紙」と呼ばれる「検定申請図書」を文科省に申請します。それが文科省の定めた検定基準に合っているかどうかを判断することを「検定」といいます。

一方、次年度に学校でどの教科書を使うかを決めることを「採択」といいます。義務教育の場合は広域採択といって、市や郡などを単位に教科書を選んでいます。高校の場合は学校単位で選ぶことになっています。

検定や採択は、政治の介入によってしばしば歪められてきました。検定にはそもそも憲法違反の「検閲」にあたるのではないか、という問題もあります。教育、そして教科書が、子どもたち一人ひとりの人格の完成に資するために、出版労連は教職員の労働組合や市民団体とも協力しています。

教科書には、国が決める価格が低すぎ、仕入れにかかった消費税も価格転嫁できないという問題点もあります。出版労連はその改善を求めています。教科書会社の団体である教科書協会も定価引き上げを求めています(『教科書発行の現状と課題2014』)。


「教科書レポート」2020【No.63】教科書レポート2020

「教科書レポート」2019【No.62】レポートチラシ2019

「教科書レポート」2018【No.61】レポートチラシ2018

「教科書レポート」2017【No.60】レポートチラシ2017

「教科書レポート」2016【No.59】レポートチラシ2016

 

●教科書制度改善の提言(案)を発表しました。ご意見を募集しています。

http://syuppan.net/?p=675

 

「教科書レポート」バックナンバー

No.63 / 2020 年
本体 1,100 円+税

〈目次〉
特集1 2019年度 中学校教科書検定
―新学習指導要領初の検定で意見数は全体に減少傾向―
特集2 杉本判決から50年、あらためて家永教科書裁判を考える

「GIGAスクール構想」の現在と今後
過酷さをます教科書職場の実態―検定・採択制度変更、デジタル教科書、新型コロナウイルス―
教科書価格適正化のとりくみ
国連自由権委員会をも欺く日本政府の姿勢―教科書検定に「政治的意図が介入しない」という虚偽
育鵬社・自由社・令和書籍―執用に検定審製を繰り返す歴史修正主義派―
変わらない日本教科書の内容―教育の営みと無縁の復古主義的徳目の押しつけ-
新型コロナウイルス感染問題と教科書
〈資料〉
2019年度 教科書検定内容 -中学校
2020年度用小・中・高校教科書の採択結果
〈資料〉2020年度用小学校・高等学校教科書の採択データ
〈速報〉育鵬社・自由社・日本教科書の採択結果-壊滅的激減の中で新規採択も

No.62 / 2019 年
本体 1,100 円+税
特集 1 2018 年度 小学校教科書検定
中学校歴史教科書 検定「取り下げ」─という実質的な「不合格」処分

 

特集 2 デジタル教科書と Society5.0
① デジタル教科書をめぐる状況
―デジタル教科書 ・ 教材の可能性と問題点 2019 ―
② Society 5.0 と教育・教科書 ―その背景と影響を考える―
③小学校プログラミング教育の導入の経緯と中身
④デジタル教科書のビューアのこれまでとこれから
・元号と教科書を考える
・出版研究集会第②分科会報告 「教科としての道徳がはじまった」
・学習指導要領と教科書は労働や労働者の権利をどう描いているか
・子どもの権利条約への政府第 4・5 回報告書への総括所見
・教科書対策部ゼミナール「家永教科書裁判とは何だったか?」

2018 年度 教科書検定内容 小学校
教科書採択の公開性・透明性はどうなっているのか?
2019 年度用 小・中・高等学校教科書の採択結果

No.61 / 2018 年
本体 1000 円+税
特集 1 転換期の教科書
・中学校道徳教科書の内容を検討する
・日本教科書の道徳教科書とは何なのか
・デジタル教科書をめぐるこの 1 年間の動き
・初の道徳教科書採択で,公開性・透明性は確保されたのか?
・韓国の教育政策の変遷と歴史教科書特集 2 高等学校学習指導要領改訂と教科書
前川喜平氏 大いに教科書を語る
2019 年度 用中学校道徳教科書・高等学校用教科書検定
の検定実態
2018 年度用小学校道徳・高等学校教科書の採択結果
No.60 / 2017 年
本体 1000 円+税
特集1 次期学習指導要領は教科書をどう変えようとしているのか
特集2 初の道徳教科書の検定内容
高校教科書検定の分析
白表紙問題 PART Ⅱ
教科書レポート創刊 60 号に寄せて 総目次 No.10 ~ 59
2016 年度 教科書検定内容──小学校道徳・高等学校
2017 年度用高等学校教科書の採択結果
No.59 / 2016 年
本体 900 円+税
特集1 白表紙本問題はなぜ起こったか
・白表紙本閲覧・謝礼支払い問題をめぐる経過
・教科書採択をめぐる「不正」をなくすために ―私たちの教科書制度改善提言案―
・日本の教科書制度の問題点は何か ―諸外国の制度と比較する―
特集2 高校教科書検定の特徴
・2015 年度教科書検定の概要
・高校地歴・公民科の検定はどうだったのか
・教科書は原発をどう取り上げたか
「つくる会」系教科書採択阻止の各地でのとりくみ
「デジタル教科書」導入に向けた動きの現況と問題点
採択妨害問題の新たな局面
2015 年度 教科書検定内容──高等学校
2016 年度用中学校・高等学校教科書の採択結果
No.58 / 2015 年
本体 900 円+税
特集1 自粛と萎縮で後退する教科書記述
2014 年度教科書検定の概要
中学校社会科の検定はどうだったのか(歴史 ・ 公民 ・ 地理)
「検定意見なき検定」
特集2 道徳教科化の強行
7.23 報告批判 「特別の教科 道徳」教科書に便乗した検定制度改悪
道徳教科書検定基準の何が問題か
2014 年度 教科書検定内容──中学校
2015 年度用小学校・高等学校教科書の採択結果
No.57 / 2014 年
本体 900 円+税
教科書制度改悪を許すな !!
広がる高校日本史教科書採択妨害・排除
道徳教科化への流れ
デジタル教科書をめぐる状況
2014 年度用高等学校教科書採択結果
2013 年教科書検定の実態-小学校・高等学校
No.56 / 2013 年
本体 900 円+税
東京都教育委員会による再度の教科書採択妨害・排除
重大化する教科書攻撃の新段階
官製検定外「教科書」の危険
「再生機構」と生き残りを画策する「つくる会」
2012 年度教科書検定の実態-高等学校
2013 年度用高等学校教科書の採択結果
No.55 / 2012 年
本体 950 円+税
原発・原子力と教科書の責務-その過去と現在
2012 年度「つくる会」系教科書採択- 2015 年に向けての検証
2011 年度教科書検定の実態-高等学校
2012 年度用中学校・高等学校教科書の採択結果
No.54 / 2011 年
本体 950 円+税
東日本大震災と教科書
終わらせよう!第三次教科書攻撃
教科書デジタル化の進展とその背景
東京都「青少年健全育成条例」問題 – 新たな言論・出版・表現の自由を守るたたかいを
No.53 / 2010 年
本体 900 円+税
迷走する民主党政権の文教政策と教科書
第三次教科書攻撃の現段階
教科書と歴史認識
2009 年度教科書検定の概要-新指導要領下の小学校用教科書を中心に
2010 年度中学校・高等学校教科書の採択結果
No.52 / 2008-2009 年
本体 800 円+税
緊急報告「つくる会」= 自由社版 中学校歴史教科書
教科書の危機
沖縄戦問題と教科書
2007 年度教科書検定の実態-高等学校
2009 年度用小学校・高等学校教科書の採択結果
No.51 / 2007年
本体 800円+税
冬の時代に逆戻りさせない!
特集1 政府・文科省による歴史歪曲を許すな!沖縄戦記述間題の核心
沖縄戦記述はなぜねらわれたのか-その背景と意味/沖縄戦「集団自決」記述削除はこうして行われた/文科省の対応と沖縄の怒り、全国的運動/大江・岩波沖縄裁判の概要と現状/本人尋間傍聴記特集2 教育基本法改悪と教科書
教育基本法改悪反対運動と出版労連のたたかい/教育基本法(1947年基本法)/改悪教育基本法の内容と教科書労働組合に求められるたたかいの課題/【声明】教育基本法「改正」案の強行採決の暴挙に怒りをこめて抗議する/学習指導要領改訂と教科書への影響2008年度用高等学校教科書に関する検定結果
国際社会を欺く日本政府報告書-自由権規約に関する第5回日本政府報告書批判
2007・2008年度用教科書採択データ/2006年度教科書検定内容
No.50 / 2005年
本体 800円+税
はじめに 「教科書に真実と自由を」
特集1 教科書制度激変への予兆
「教科書の特殊指定廃止」とその背最/ここまできた教科書有償化・貸与制論/4年連続で引き下げられた教科書価格/宅配便が教科書を運ぶ?/小中同時検定・同時採択の再来という悪夢/「教科書に大量誤記」はほんとうか?特集2 「つくる会」教科書採択阻止のたたかいと修復不能の内紛
「つくる会」教科書採択拒否のたたかいを総括する/コラム 日中韓三国共通教材『未来をひらく歴史』が問うたこと/「つくる会」の内紛 その背景と意味するもの2005年度高等学校用教科書検定内容
2006年度用中学校・高等学校教科書の採択結果
No.49 / 2004年
本体 800円+税
はじめに
特集1 「つくる会」教科書採択を阻止するために!
「つくる会」教科書批判-歴史編/「つくる会」教科書批判-公民編/「つくる会」の運動の戦略と活動の実態/アジアとの信頼関係を損なう中学校歴史教科書の改変/ルール違反とウソでつくられた「つくる会」教科書を子どもたちに渡すな
特集2 教育基本法「改正」内容を批判する
与党 「教育基本法改正に関する協議会」中間報告と現行教育基本法の比較対照/マンガ・新しい? 憲法の話
特集3 東京都教育行政の暴走
都立高校の実態-日の丸・君が代の強制をめぐって/石原「教育改革」が教育を破壊している/学校に真実と自由を取り戻すために二〇〇四年度の中学校用教科書の検定内容/二〇〇五年度用小学校・高等学校教科書の採択結果
No.48 / 2003年
本体 800円+税
はじめに
教科審採択をめぐる二つの事件と「つくる会」
特集1 教育基本法改悪反対のたたかいと出版労連
教育基本法が改悪されるとどうなる?/資料 小泉第二次内閣の超タカ派の大臣たち
特集2 おしつけられる道徳教育!『心のノート』『新家庭教育手帳』
「心の教育」は必要か? 現場からの報告/『心のノート』家庭版?
特集3 「つくる会」この1年の動きとこれからの戦略
教科書制度改態の「グラウンド・ゼロ」速報 二〇〇三年度の教科書検定
二〇〇二年度高等学校用教科書の検定内容/二〇〇四年度用高等学校教科書の採択結果
No.47 / 2002年
本体 800円+税
はじめに
緊急特集 家永三郎先生追悼
教科書裁判と教科書労働者の運動/家永教科書裁判が出版働者に残してくれたこと
特集1 戦争のできる国づくりへ
教育基本法をめぐる動向/教科書制度の改悪/『心のノート』とは何者か/今度は高校がアブナイ!/ 教科書採択制度の危機/史上初の教科書価格引き下げの衝撃特集2 進化する教科書攻撃
皇室系図で日本史を学ぶ教科書、特攻隊員の遺書を読み上げる授業/高校家庭科教科書への攻撃の実態二〇〇二年度高等学校用教科書の検定速報/二〇〇一年度高等学校の検定内容/二〇〇三年度用高等学校教科書の採択結果
No.46 / 2001年
本体 800円+税
はじめに
教育基本法
教科書攻撃特集「つくる会」教科書の採択をめぐるたたかいを終えて
第三次教科書攻撃昂揚の背景(渡辺 治)教科書問題入門請座 教科書に関する素朴な疑問 いったい何が問題なんだ?二〇〇一年度数科書検定速報/二〇〇二年度用教科書の採択結果
No.45 / 2000年
本体 800円+税
21世紀の教科書づくりのあり方を考える-21世紀の教育・教科書労働者の宣言(草案)
特集 第三次教科書攻撃
「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書はこんなにスゴイ/教科書攻撃が教科書作成に与えた諸問題/アブナイ教科書を採択させようとするアプナイ動きの実態/今なぜ教科書攻撃なのか、その背景を考える
国立市の日の丸・君が代問題
狙われる教育基本法二〇〇一年度用教科書の採択結果
検定速報 新課程教科書の検定はこう行われている
二〇〇二年問題その後